Keiko Mama

Expressionでお世話になっている黒田育美さんから、お母様が毎年桜の季節に東京に滞在するので、撮影をしたいと言っていただき、泊まっていらっしゃるホテルへ機材を持って伺う。撮影なんて聞いていなかったというお母様、「どうせ育たんは、私のあの時の写真が撮りたいのよ…」って、ちょっとプンプン。でも、わいわい撮っているうちに、笑顔が溢れ、あれこれ衣装やお帽子やアクセサリーやスカーフをスーツケースから取り出して、コーディネイトを楽しんでくださる。ただ、ホテルの部屋は狭くって、どうせならと、車で2分のアリソンカフェスタジオに来ていただく。

スタジオの壁は、私が個展で作ったテストプリントで埋め尽くされていた。海外にもたくさん行かれて英語も堪能なママは、そんな写真たちを気に入って、さらに話が盛り上がる～、撮影も盛り上がる～。あーだこうだおしゃべりしながら、スヌチャン大好きってHUGしたり…。めちゃ可愛い写真がいっぱい。「来年は、緑色のジャケットを着て」お孫ちゃんと3代で撮影するってお約束した。残念ながら翌年は来京されず、2年後に女子3代でいらしてくださる。桜にはちょっと早かったけれど、1本だけ二子玉川の土手に奇跡の桜を発見して「咲いてね～」って祈り倒した！ママからも笑顔がいただけて、ホッとした。この日は次のご予定があって、二子玉川滞在時間はきっかり1時間45分、着替えやメイクや移動も含めて超特急。次はもっとゆっくりのんびりお菓子でも食べながらおしゃべりしたいと願っています、また遊びにいらしてくださいね！私の母も帽子が大好きで、ママがお持ちのような帽子をいくつも持っていた。桂子ママと話していると、なぜか母が重なって、心があったかくなる。

Midori S. Inoue