玄蔵くん

子どもをナチュラルに撮影する写真屋さんってないものだろうか、と職場で話しをしたところ、「友達の友達に良い写真家がいる!」ということで井上みどりさんを紹介していただきました。一般の写真館での写真撮影プロセスしか知らなかったのですが、みどりさんの撮影プロセスというのは全く違っていました。

まず撮影前にはメールで打ち合わせがありました。撮影を依頼した理由(2歳の誕生日の記念撮影)を伝えると、「子どもの大好きな玩具や記念品、おかし、そして誕生日ケーキももってきて下さい」ということになりました。メールのやり取りだけでも、みどりさんが色々とイメージを膨らませて下さっているのが分かりました。撮影開始頃は、息子はとても緊張していましたが、みどりさんが写真を撮影しつつ場を和ませて下さった御陰で、どんどんいつもの我が子になってきました。玩具で遊んだり、カッパえびせんを食べたり、ケーキをじっと見つめたりする息子が瞬間的に見せる表情を撮影してくださいました。はじめは1ショットのみ購入する予定でしたが、良いショットが多いのでついつい4ショットを購入し、L版サイズ4枚を1枚の額に飾る事にしました。額に飾るにも見栄えを良くしたいものですが素人ではどうすればよいのか分かりません。これについてもみどりさんからアドバイスをいただきました。

写真が届く前にみどりさんのプログに写真がアップされていたので、どのような写真が手元に届くのかも分かり、ますます写真が届くのが待ち遠しくなりました。ナチュラルに撮影されていますが、本人以上に可愛く、上品な感じになっていました。夫に話すと「いつものうちの子だけど」と、一言。私だけそう思ったようです。写真が届いた後には額縁専門店で写真の雰囲気に合う額やマットの色を選びました。この作業も楽しかったです。一般の写真館のように単に撮影して現像したものを受け取るだけで終わるというのではなくて、撮影当日だけではなくて撮影前後にも楽しみがあって良い経験をさせていただきました。またの機会によろしくお願いします。

玄ちゃんママ 後藤真由子さんのお手紙より
2013年10月21日ブログ

2013年9月16日と17日のブログ「玄蔵くん2歳のお誕生日おめでとう…」より抜粋:

2歳の誕生日を迎えた玄蔵くんがご両親と遊びにきてくれたのは、さきの犬仲間の祐子さんがご紹介くださったから。ママとはメールでの打ち合わせを何度も重ねて、玄ちゃんが一番楽しく、そしてご家族も素敵な時間になるようにと願った…なんせ初めてお会いするご家族だし!

最初は玄ちゃん、全く知らないおばさんと全く知らない場所にちょっと緊張気味、でもスタジオのくまさん達がお出迎えをして、お歌を歌っているうちに慣れてきてくれ、いつものお顔が飛び出してきた。いつもお父さんとお母さんにいっぱい愛をもらっているのが分かる3人のあたたかな空気の中、いっぱい遊んでもらって、かっぱえびせんをほうばって、誕生日ケーキのロウソクをフ~っと吹いて、最後はチョコレートケーキをお口の周りにいっぱいつけて、大満足!お父さんが選んだのは「いつもの玄蔵らしい表情」でした。いつも通りに遊んでくれて、嬉しかった~!

This family  G was introduced by Saki’s friend, Yuko, whom came to the studio in Apr. for the 5 doggy friends!  The boy, Genzo, was just turned 2 years old. He was a bit shy at the beginning, then started havingfun playing with teddy bears, singing, reading, dancing, playing with Daddy and eating the Birthday cake! 

Finally, Daddy has chosen the photo which tells Genzo a lot. It is not a smily face, but it is his normal expression. I am so happy to capture his true expression. And, this is the reason I am taking pictures of kids and family. Hope family keeps coming back for their ordinary or/and memorable days to be captured. Thank you Gen-chan, Papa & Mama! 

そして、私が一番嬉しかったのは、お選びいただいた4枚の写真を額に入れてお家で飾ってくださっていること。写真は飾って頂いて生きてくるということを私は日本でご紹介したくて、2000年から日本で個展を始めたのです。なので、ママとパパに「額に入れて飾って下さいね」ってお願いしました。そして、すぐにそれをしてくださったママに感謝です。パパは、学生時代映画研究会にいらっしゃったとのことでしたので、写真を見る目もちょっとかっこいい…

400枚プラスの画像から4枚を選ぶのもとっても的確、ちょっと緊張気味の玄蔵くんの今の表情そのものを選ばれていました。ロウソクの写真はママセレクトで、私も大好きな1枚…。お手紙を頂き本当に有り難うございました。

2013年9月16日ブログ:玄蔵くん撮影

2013年9月17日ブログ:玄蔵くん撮影

Midori S. Inoue